ABOUT GROUND
地中熱・地下水について
地中熱とは、地表からおおよそ地下200mの深さまでの地中にある熱のことをいいます。
このうち深さ10m以深の地中温度は季節に関わらずほぼ安定していて、夏は外気温より冷たく、冬は外気温より暖かく感じる性質があります。
この安定した熱エネルギーを地中から取り出し、冷暖房や給湯、融雪に利用することを「地中熱利用」と呼んでいます。
地中熱とは?
地下水(井水)とは、文字通り地下に賦存する水の総称です。
雨や雪が降ると、その水は山林などの土壌内に浸み込みます。その水が土の作用によって浄化されていきます。数年、時には数万年をかけてろ過されます。
また、地下水は年間を通して一定の温度である為、夏は冷たく、冬は暖かく感じる性質があります。
地下水とは?
再生可能エネルギーとして東京オリンピックでも積極的に導入されるなど、注目されています!
こんなところで活用されています
融雪装置への
地下水・地中熱利用
生活用水としての
地下水利用
冷暖房への
地下水・地中熱利用
給湯への地中熱利用
地中熱・地下水利用のメリット
節電・省エネによる
CO₂削減効果
空気を熱源にしている一般的なエアコンは、外気と同じ温度から温めたり冷やしたりして調整しなければいけません。
一方、地中熱や地下水を利用した冷暖房の場合には、夏は外気温より15~20度低く、冬は外気より10~15度高い状態から温度を調整するため、その結果節電が可能になります。
大気への排熱放出ゼロによる
ヒートアイランド現象の緩和
空気を熱源にしている一般的なエアコンは、冷房時に発生する熱を待機中に放出するため、ヒートアイランド現象の大きな原因になっています。
一方、地中熱利用のエアコンの場合には地中で熱交換を行うため、大気中に熱を放出しません。
電気料金や水道料金の削減
地中熱や地下水を利用するためには最初の初期工事費用はかかりますが、どちらも無料で使えるエネルギーです。
特に大規模工場では地中熱利用や地下水利用にかかるランニングコストを含めても、公共料金のコストを下げることができます。
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